青島5Gスマートグリッドプロジェクトがこのほど竣工した。この現在中国で最大規模の5Gスマートグリッドは、5Gスマート分散型配電、変電所における作業の監督保護及び送電網の状態検知、 5G基地局のオフピーク給電など多くの新たな機能を実現した。

国網青島供電公司、中国電信青島分公司、華為(ファーウェイ)公司が昨年下半期、5G応用共同革新実験室を共同設立した。5Gのスマートグリッドとエネルギーインターネット体系における建設を共に推進する。3者は現在まで、青島市で30基以上の5G基地局を設置しており、5G技術により従来の送電網に能力を与え、5Gスマートグリッドの応用を効果的にサポートしている。

 

筆者の調査によると、5Gスマートグリッドがあれば、電力作業員は超高画質カメラで送電線や配電施設をモニタリングすることで、速やかに故障リスクを発見し、現場点検の人手・資源を8割削減できる。従来であれば、電力システムの故障の識別と位置特定には時間がかかり、停電の範囲も広く、給電再開には1日以上かかった。5G技術の超低遅延や非常に高い信頼性により、停電時間は分刻みから秒刻み、さらにはミリ秒刻みに短縮された。送電線の故障位置を速やかに特定・隔離し復旧できる。

 

国網青島給電公司の関係責任者によると、5Gの広帯域、低遅延、広範な接続、高い信頼性という特徴はエネルギーインターネットの通信の需要に完全に合致する。今後は5G電力ロボット、ドローンスマート巡回点検、正確な負荷制御などに取り組み、送電網の相互接続能力を高める。

出所:人民網

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